三津屋家には誰も来ない。
あんなに賑やかだった子ども達の声も。
井戸端会議に花を咲かせる母達の声も。
全く聞こえなくなった。
私達親子に三津屋さんが求めたもの。
それは地域や学校からの「孤立」だった。
1人1人友人を引き離し、関係を壊して。
評判を落とし、誰も近づかないように画策して。
そして今。
こんなふうに「孤立」した三津屋さんの姿を目の当たりにして。
私は気がついてしまった。
これって。
これってただ純粋に。
三津屋さんの願いが叶っただけなんじゃない?
三津屋さんがいつも「孤立」を頭に思い描き、そこに向かって行動してきた。
それがただ、三津屋さんの人生に。
現実として現れただけなんじゃない?って。
人生は思い通りだと気がついた
私にはこうみえる。
三津屋さんは8年の歳月をかけて、自分の夢を叶えた。
「孤立」という夢を。
8年間。
どうやったら孤立させられるか、想像して。
孤立させるために、たくさん策を練って。
孤立させるための絶妙なタイミングをいつも探して。
自分の思いを遂げるために、たくさんのエネルギーを費やしてきた。
そうやって、常に孤立を思い浮かべて。
孤立を心に思い描き続けて。
そこに向かって1歩1歩進み続けた。
その結果、「孤立」はしっかりと現実にやってきた。
三津屋さんの人生に。
私達親子にではなく、三津屋さんの人生に。
願いに向かって行動するだけ
よく考えてみて欲しい。
結局のところ、私達親子は孤立していない。
確かに前の小学校では一時期孤立したけど。
それは。
学びの一環で、そこから卒業するためのステップだったんだと思う。
現に今は友人に囲まれて、楽しい毎日を過ごしている。
結果的に私達の人生に「孤立」はやって来なかったのだ。
一方三津屋さんはどうか、といえば。
自分の人生に孤立がやってくるなんて、想像もしてなかったと思う。
ママ友に囲まれて。
地域の子ども達も掌握して。
全てが思い通りのように感じていたかもしれない。
それなのに三津屋さんの人生には孤立がやってきて。
それは今でも。
今でもずっと続いている。
8年の歳月をかけて。
「孤立」を手に入れたのは、なんと三津屋さん本人なのだ。
この現実を隣家から見ていて思う。
思い描いたことは現実になるんだ、って。
思い返してみて欲しい。
自分が心から願ったことが、ある日ふと叶ったり。
いいなと思っていたものが手に入ったり。
普通に暮らしていても。
願ったことが現実に現れた、そんな経験ってありますよね?
8年間。
エネルギーをかけ情熱を持ち、「孤立」に取り組んだ三津屋さんの思考が。
現実に現れただけなんだとしたら。
それって、妙に納得できちゃう。
ただ願いを思い浮かべ。
そこに向かって行動し続けるだけで。
自分の頭の中にあるものが、現実になるんだなって。
私にはそう見えたし。
実際そうなんだと思う。
これは脳科学の話
頭の中にあるものが現実になる。
そう思った、その理由は。
因果応報、と言うよりも。
バチがあたった、と言うよりも。
悪い事をしたからだ、と言うよりも。
単純明快に、ただ純粋に。
「科学」の話だと思う。
私は読書が好きで、ジャンル問わず何でも興味のあるものは読み漁る。
それで。
読んだことがあるのだ。
「脳科学」の話を。
人を人たらしめている、この脳が。
私達にどのような作用を及ぼしているか。
脳科学で色々と解明されてきている。
脳には思考を実現する機能がある
「脳科学」について興味のある方は。
図書館で本を借りても良いし、ネットで検索してみても良いと思う。
ざっくり分かりやすくかいつまんで話すと。
「脳には思考を現実にしようとする機能がある」
「脳は思った方向に進むようにできている」
常日頃意識しているものが、情報として自分のなかに取り込まれやすくなったりして。
そうして脳にイメージされたものに、どんどん近づいてゆく。
潜在意識がどんどん置き換わっていって。
そこにイメージに近づくための現実的な行動も加われば。
それはもう現実にやってくるってことなんですよね。
(すっごいざっくり(笑))
「脳には思考を現実にする機能が備わっている。」
三津屋さんにやってきた思いもよらない「現実」。
この現実をみたら実際そうなんだと思う。
三津屋さんは、自分自身を孤立させようとしていたわけではない。
「孤立」が三津屋さん自身の望みだったわけではない。
私を孤立させるのが三津屋さんの「夢」だったはずなのに。
それなのに自分自身が孤立してしまった。
それは三津屋さんが。
絶えず頭に「孤立」をイメージし続け、行動し続けたから。
努力して実現させようとしたわけではない「夢」。
それが叶ってしまったことが。
それが実現してしまったことが。
かえって。
「思い描いたことが現実になる」んだと、リアルに感じられた。
そしてもう1つのポイントはここだ。
「自分の脳だから人に作用できない」
思い描いている本人の現実が変っていく。
どんなにイメージしても。
他人の現実には作用できない。
だからどんなに画策しても。
どんなに望んでも。
誰かの人生を変えることはできない。
だって自分の「脳」だから。
脳の影響を受けるのは。
思考の影響を受けるのは、自分だけなのだから。
全ては自分の人生にやってくる
口に出さなければいいだろう。
心の中にあっても、言葉にしなければ無かったのと一緒。
心の中は誰にもわからないんだから、何を思ったって大丈夫。
それは間違いだ。
心の中にあるものを、脳はきっちり認識している。
誰かの不幸を望んだら。
その不幸を実現させようと脳が働く。
現実に反映させるために働く。
人を呪うことの真の意味。
それは自分を呪うことに等しいと、ここまで読んでくださった皆様ならおわかり頂けると思う。
心で思い、頭でイメージし、行動してきたことは。
自分の人生に何らかの形で現れる。
だからこそ、日々何を思いどう生きるかが問われる。
人として何が正しいのか、自分は何を望んでいるのか。
誰かの人生をどうこうするなんてできない。
自分の人生しか変えられない。
それなら。
他人にばかり目を向けていないで、自分自身を見つめるべきだ。
もっともっと、自分の人生に集中するべきだ。
そうすれば。
こんな「ママ友いじめ」なんて、やってる場合じゃないって気がつくはずだ。
どんな人生にするかは自分次第
幸せは人によって違う。
何を幸せと思うかは人によって違う。
だけど。
「人生は思い通り」
それを知った今なら。
今、この瞬間から。
あなたは幸せに向かって生きることができる。
不安恐怖に意識を向けてエネルギーを使うより。
みんなに合わせて安心しようと模索するより。
被害に遭いたくないからと人を遠ざけるより。
いじめの痛みに苦しみ悲しみ続けるより。
出口が無くて先が見えないように感じていても。
自分には暗い未来しか無いように思えていても。
その暗くて長いトンネルには、もう目を向けずに。
今すぐ抜け出すと決意して。
自分の幸せを。
自分の望む人生を思い描いて。
そこに向かって、なにか1つ。
1日1つでいいから行動すればいい。
心で思うでもいい。
イメージするでもいい。
言葉にするでもいい。
紙に書くでもいい。
そうやって幸せを感じる方に、1歩ずつ進めばいい。
どんな人生にするかは自分次第。
自分の夢や目標に集中して生きれば。
夢を叶えながら、誰もが生きてゆけると知ったなら。
この世界は希望に満ち溢れ、誰もが幸せを感じられるようになる。
私は8年間いじめにあって。
「人生は思い通り」だと学んだ。
この学びを。
多くの人に届けたい。
同じ悩み、同じ辛さのなかにいる人に届けたい。
人生は思い通りだと知れば。
誰もが幸せにに向かって歩くようになる。
そして誰もが幸せになれる明日がくる。
多くの人に出会って、多くの人に囲まれて私達は生きている。
だからこそ。
みんなが幸せになればいい。
心からそう思っている。