無事に入園試験をクリアし、幼稚園に行くことが決まったひらり。
私はそのための準備に時間を割くこととなった。
予定として制服の採寸と注文が先だったので、まずそちらをこなす。
紺色の制服だけど、ポイントカラーがピンクなのがお洒落。
もしかして野木桜の「桜」からきてるのかな??
ひらりが成長しても買い替えなくて済むように、大きめの制服を買いたいんだけど・・・。
大きめにすると、ぶかぶかのユルユル。
こ、これじゃあすぐ脱げちゃう。
仕方がないのでちょっと大きめにしておく。
ブラウスやスモックは2着ずつを勧められたので、そのようにした。
同じ調子で体操着も選んでいく。
ゆったりめに作ってあるのか、そでが肘まできてる(笑)
制服も体操着も、丁度欲しいサイズの在庫があったのでその場で買うことができた。
それと一緒に教材の配布もあった。
金額ぴったりにして封をした封筒を持って、引き換えにいく。
かなりの大袋、なかなか重い。
はは~ん、さては粘土だな。
帰宅して興奮気味のひらりに対し、戦々恐々とする私。
教材の袋を覗き見てて思う。
・・・さてさて、これから名前付けで忙しくなりそうだ!
入園準備に手を付けよう
早めに手を付ければいいものを、なかなか幼稚園グッズの名前付けを始められない私。
だって、量が多いんだもん!
まとまった時間が必要そうじゃない?
そうは言いつつ、手を付けなきゃ終わらないので重い腰をあげる。
まずはペンとか、クレヨンとか、そのへんから手を付ける。
1本ごとに名前を書くわけじゃなくて、シールに書いて、それを貼るようになってるんだよね。
さて・・・と、シールに向き合う。
(こんなにいっぱい書くのかぁ。)
と思ったとき、私の頭の中にひらめきが!!
お名前スタンプに救われる
夫の友人で、同じように子育て中の家族がいる。
子どもが2人いるので、お役立ち情報をいっぱい持っている。
そんな夫の友人からの出産祝いを思い出した!
(たぶん奥様が選んだんだと思うけど)
あれは確か「お名前スタンプ」だったはず。
「パソコンでシールを作ってもいいけど、スタンプならシールが貼れないところにも使えて便利だよ。」
そう言ってたっけ。
じゃあ、この目の前のシールにスタンプして、それを貼ったら早いんじゃない!?
いそいそと「お名前スタンプ」を探して引っ張り出してくる。
スタンプ様がきらきらと輝いてみえた。
そしてこのスタンプ様によって、私の名前付け時間は大幅に短縮された!
とっても楽勝だった!
シールに名前を書くなんてあっという間。
しかもブラウスやスモック等の布物にも使えるし、ツルっとしたコップなんかにも問題なくスタンプできた。
スタンプの大きさも色々あるから、必要に応じて使い分けられる。
タン、タン、とリズムよくスタンプしていく。
気が付けば名前付けは終わっていた。
お名前スタンプ様、私も今度から友人の出産祝いに貴方様を送りたいと思います。
スタンプがなかったらと思うと・・・うぅ。
本当に助かりました\(^o^)/
やってきました袋物
さて、次に取り掛からなきゃいけないのは。
袋物です。
オークションなんかで買ってしまいたいけど。
これって園によってサイズが違ったり、数が違ったりするんだよなぁ。
オークションサイトを調べてみると、注文して作ってもらえるところもあった。
でもそうなると期間が必要で。
こんな間近だと、作り手さんも厳しいよね・・・。
きっと今が繁忙期だろうし。
(しまった、これこそ早くに手を付けるべきだった!)と、いまさら思う。
仕方がない、作りますかっ!
気分が乗らないので、まずは生地選びから。
素敵な生地が手に入ったら、テンションもあがりそう。
ひらりの要望を聞きながら、ネットで生地をみていく。
「ままー、ひらりこれ、これがいい!」
ひらりが選んだのはイチゴの柄だった。
しかもちょっとリアルなイチゴ。
子どもっぽくないチョイスがなかなかツボだった。
ただこのイチゴ柄だけだと袋物にするには派手なので、別の生地と組み合わせることにする。
赤も良い、ピンクも良い、緑もなかなか良さそう。
結局私の独断で、茶のドット柄を組み合わせることにした。
イチゴ柄の生地が生成りで、茶と合う気がしたのだ。
オークションを見ていた時に気に入ったものがあった。
生地の切り替え部分に綿レースを使い、縫い目を隠してある洒落たデザイン。
それをやってみよう。
ここでやっとやる気が出てきた!
生地が届くまでの間に、袋物の型紙を調べる。
指定のサイズにするには何センチずつ必要なのか、メモしていく。
作り方も調べてみて、素人でも作りやすそうなのを選んだ。
これで準備OK。
今だ、ミシンの出番
生地が到着したので、普段しまい込んであるミシンを出す。
ミシンさん、お久しぶり、元気だった?
久しぶり過ぎて動かない、という最悪の事態を想定しながら電気を入れてみる。
試し布を縫ってみる。
・・・ダダダダダ
いける、これならいける!
久しぶりのミシンに四苦八苦しながら。
やり直しも何度もしながら。
ひらりがチョロチョロしてると危ないので、寝てる間を狙ったりして作業に励む。
数日かけて、やっとのこと完成した。
まさに灰、灰になりましたよ(笑)
でも出来上がったという充実感は素晴らしかった。
これを持って園に通うひらりを思うと、感激もひとしおだった。
ひらり、長く大事に使ってね!
(ママ1回作るだけで灰になったから、いくつも作れないよ(笑))
自分でできるように練習する
入園グッズの準備でドタバタしながらも、やっておかなければいけない事がある。
それは、自分の事を自分でできるようにすることだ。
例えば、着替え、トイレ、食事、など。
今一番心配なのは・・・トイレかな。
トレーニングパンツを使って練習中だけど、まだたまに失敗してしまう。
幼稚園に行くまでに自分でできるようにならないと、ひらりが困るものね。
ボタンができれば着替えは○
とりあえず、すぐ習得できそうな着替えをさせてみる。
幼稚園のブラウスは、園児向きに作られていてボタンが「パッチンボタン」になっていた。
上下を合わせてぱっちんするだけなので、これならひらりもできる。
次にジャケットを着てみるが、こちらは普通にボタンだったので時間がかかってしまった。
ボタンホールにボタンを入れるのが難しいみたい。
たどたどしい指遣いがまさに園児。
でもボタンができるようになったんだもの、ブラウスが自分で着られるようになったんだもの、すごい成長してるよなぁ。
なんでも着せてあげていた頃もあったっけ。
こうやって大きくなっていくんだね。
制服を着るのは練習していけばなんとかなりそうだった。
体操着、スモックはかぶるだけなので問題なし。
幼稚園に行くようになったら、自分で着替えなきゃいけないもんね、頑張ろう!
おはしは異様に上手
次は食事の練習をしてみよう。
ひらりは私と同じで好き嫌いがない。
なので、食べられなくて困るものは無さそう。
次にお箸。
トレーニング箸を使ってたけど、箸箱でお箸を持っていくってことは、普通の箸じゃなきゃダメだよね。
そこで、いつもと違う普通のお箸を持たせてみる。
・・・・あれ!?
スイスイと何てことなく食事を口に運ぶひらり。
あなた、こんなにお箸上手だったの?!
知らなかったわ・・・(笑)
トレーニング箸じゃないけど、全然大丈夫なんだね。
次にスプーンを持たせて汁物へ。
おや?
お箸は上手なのに、スプーンのほうが苦手なの?
じょばっとスープがこぼれた。
口に入れる直前にこぼれるので、器をもっと近くに寄せて、こぼれても器に戻るようにしてみる。
これで安心して食べられるかな。
園に行くまでの間に、持たせる予定の箸とスプーンで食事をさせておこう。
そうすれば幼稚園の給食も楽しく食べられるよね。
トイレを忘れ去る
さて次は、トレーニング中のトイレ。
たまに失敗しちゃうんだけど、どうしてかな?って考えながら様子をみてみる。
今までは失敗しないように、こまめに声をかけていた。
でもそうすると失敗の原因がつかめないままだった。
なのでこれからは声をかけないで様子を見守ってみよう。
それに幼稚園では、ママが「トイレいく?」って聞いてあげられないしね。
そうすると・・・。
やっと失敗する理由がわかった。
集中してるとダメらしい。
ふらふらしてる時やちょっとテレビをみている時にトイレに行きたくなると、モゾモゾしはじめる。
これはまだセーフの状態で、トイレに行こうかなっていう気持ちがある。
だから私と目があえば「といれー」って言ってくる。
でも集中して何かをしていると。
モゾモゾすらしない・・・!
完全に、完全に忘れ去っている。
すごい集中力だね!とも言えるけど・・・。
だから失敗しちゃってたんだね、納得。
てことは、大好きな事を始める前にトイレにいく、そういう習慣にすればいいかな?
しばらくそれでやってみよう。
どうか上手くいきますように!
3歳の生活リズム
入園にむけてドタバタと日々が過ぎるなか。
ひらりは3歳になっていた。
ある日見慣れないものがリビングに転がってるなぁと思ったら、幼稚園の教材に入っていた「のり」の入れ物だった。
なんと、ひらりは工作に目覚めてしまい、教材に入っていたハサミとのりを勝手に使っていた・・・!
入園前に気が付いて良かった。
あわててのりを補充する。
あぶない、あぶない。
3歳になって一気に行動的になったというか。
やりたいことをためらわず、積極的に取り組むようになった。
それは頼もしくもあり、ヒヤヒヤでもあり。
色々なことが自分でできるようになったから、自信がついたのかな。
幼稚園での生活が楽しみだね、ひらり!
決まった時間に寝起きしよう
ひらりの起きる時間はまちまちで、遅かったり早かったりする。
早いときは私よりも早く起きて遊んでたりする。
幼稚園が始まったら、決まった時間にバスがくるわけだから、その時間までに準備できてなきゃいけない。
そう考えると、朝きまった時間に起きるところから始めないと。
あと、お昼寝の時間はどうしようかな。
園ではお昼寝の時間がないから、家でも15時くらいまでは起こしておかないと。
幼稚園で困らないように。
準備をする、自分でやってみる、生活を見直す。
「これなら何とかなるかな?!」と、やっと感覚がつかめてきたところで、入園式を迎えることになった。