幼稚園ママによる、親睦を深める催しの「ランチ会」も無事終わり、週末はひらりの水着を買いにでかけた。
必要なものは「水着」「水泳帽子」「バスタオル」かな。
プールバックは園指定のものが配られるそうなので買わなくていい。
ひらりが今まで着ていた水着は小さくなっていた。
どのサイズが合うか確かめるためにも、本人に試着してもらわねば。
売り場について水着を見せると、ひらりは目をキラキラさせて喜んだ。
私とひらりで水着をみていく。
「ひらり、これどうかな?」
水色のドット柄でワンピースになっている水着を見せる。
ひらりは首を横に振っていやだという顔をした。
どうやら色がお好みではないらしい。
それから2人でさんざん迷って、結局ピンクのイチゴ柄水着に落ち着いた。
ひらりさん、イチゴ好きね?(笑)
手作り園バックもイチゴ柄だもんね。
その水着に合わせて帽子とバスタオルを選んで、幼稚園のプール準備は完了した。
ついでにひらりの夏服と帽子も買っておく。
夏休みはこれでお出かけしようね!
幼稚園のプールがはじまる
プールバックを持って、ひらりが幼稚園から帰ってきた。
そこに用意しておいた水着・帽子・バスタオルを詰めて、また幼稚園へ持たせる。
天気の悪い日以外は毎回プールに入っているようで、ひらりが園から戻ったらすぐに水着を洗濯して、翌朝また持たせるという日々だった。
幼稚園のプールの上には日よけが付いているらしく、ほんわかとした日焼け具合だったので安心した。
さすがに3歳児は自分1人で日焼け止めを塗れないし、かといって先生が子ども達全員に塗るわけにもいかないし、プールに日よけがあるってナイスアイデアですな!
プールサイドでの再会
プールが始まってしばらくすると、幼稚園の授業参観の日がやってきた。
今回はプールの授業参観だそうだ。
水がかかっても大丈夫な服装、裸足になれるようにしてください、と連絡がきていた。
私は定番になったジャージーワンピースの半そでに、UVカットの夏用カーディガンを羽織り、以前から愛用しているUVカットの帽子を小脇に抱え、裸足になれるようサンダルで出かけた。
幼稚園に到着すると「年少さんクラスはこちら→」という看板があり、給食室の脇を通って園の建物の横にでた。
そこには園児たちのプールがあった。
(こんなところにプールがあったのかぁ。)
ずーっと、どこにプールがあるんだろうって思ってたんだ。
パーゴラのような棚が建物から張り出していて、プールに日陰を作っている。
園児用なので小ぶりなプールだけど、横にはちゃんとシャワーも付いている。
プールサイドはそれほど広くないので、建物に入らずに靴のまま園庭を回ってプールにきているママさんもいた。
なるほど。
私もそうした方が良いかもと思い、幼稚園の玄関へ戻ってサンダルを再び履き、園庭に向かった。
外からまわってプールに着くと、見たことあるママさんがいた。
ランチ会の時お隣の席だった、細貝さんだ。
今日は未就園児である下のお子さんも連れている。
「細貝さん、こんにちは!今日は下のお子さんも一緒なんですね。」
「あ、峰岸さん、こんにちは!そうなんです、今日は下の子も連れてきました。」
細貝さんのお家はお子さんが2人で、長女が美鈴ちゃん。
美鈴ちゃんの弟さんが「荘詩くん」というそうだ。
荘詩くんはママに抱かれながら、まぶしそうにプールをみていた。
「こんなところにプールがあったんですね。」
「本当に、私も今日はじめてプールの場所を知りました。」
そう言ってお互いに笑いあった。
プールの授業参観
水着をきた子ども達が出てきた。
ピンクのイチゴ柄水着を探すと、すぐにひらりを見つけることができた。
先生をお見本にして準備運動をする。
生真面目に準備運動をしてる子もいれば、プールに気を取られて気もそぞろになってる子もいて、見ていて微笑ましかった。
今日も暑い。
シャワーを浴びてプールに入ると、子ども達は気持ちよさそうな顔をしていた。
ビーチボールやジョウロなどのプール用遊び道具が持ち込まれると、みんなで取り合いをしつつも遊び始めた。
先生は秘密兵器と言わんばかりに、大きな水鉄砲を持ってきて子ども達に水をかけていた。
終始わきゃわきゃと、楽しそうな様子の子ども達がみれて本当に良かった。
こんな風に毎回プールに入ってるんだね。
ママさんたちもプールサイドへどうぞと言われたので、サンダルをぬいでひらりの近くへ行く。
手で水をすくってかけたりした。
広いプールサイドではないので、他のママさんに譲るべく、すぐに撤退した。
あっと言う間に時間は過ぎ、プールの授業参観は終わった。
これだけ遊んでたら元気に育つね。
幼稚園に感謝だ!
幼稚園の夏祭りに参加する
幼稚園の夏休みは短かかった。
小学校だと1カ月以上あるけど、野木桜幼稚園の夏休みは3週間程度だった。
夏休みに入ってすぐに予定されているのは、幼稚園で行われる夏祭りだ。
これまで地域の夏祭りに参加したことはあったけど、ひらりが眠くなっちゃうので早めに切り上げていた。
なので、最初から最後まで参加するのは初めてかも。
PTA役員による出店もあるそうなので、小銭を持ってきてねと幼稚園からのお便りに書いてあった。
服装は基本自由だけど、やっぱり浴衣の子が多いらしい。
先日のプール授業参観で、細貝さんに聞いてみたらそう言っていた。
細貝さんも美鈴ちゃんに何を着せるか迷って、知り合いに聞いたそうだ。
浴衣はセットでそろえよう
そういう訳なので、ひらりに浴衣を準備しないと。
もしかして・・・。
またイチゴ柄とか言わないよね(笑)
ひらりの年齢だとすぐ大きくなってサイズアウトするし、汚さずきれいに着るのも難しい。
しかも年に何度も着るわけじゃない。
そう考えたら、できるだけ浴衣にかかる費用を抑えたいと思った。
そこでネットショッピング!
浴衣って結構サイズに幅があるよね。
だから試着しなくてもいけると思うんだ。
色々検討した結果、帯と浴衣をバラバラで買うより、セットで買った方がお得だと気が付いた。
しかも物によっては髪飾りとか、カゴバックが付いてる浴衣セットもある。
時間があるうちにいくつかピックアップしておいて、あとでひらりに選んでもらおう。
幼稚園から戻ってきたひらりにパソコンの画面をみせる。
「ひらり、お祭り用に浴衣を買おうとおもうんだけど、どれがいい?」
そう言って順番にみせてゆく。
どれも可愛いから迷っているようだ。
最終的にひらりが選んだのは、ピンクのグラデーションがきれいな花柄だった。
イチゴ柄の浴衣が見当たらなかったので、何を選ぶかなと思ったら。
やっぱりピンクなのね(笑)
この年頃はどうもピンクが好きらしい。
水着もピンク率が高かった。
浴衣が届いたわけでもないのに、ひらりはパソコンの前で小躍りしている。
浴衣が楽しみなのだろう。
良かったね、これを着てお祭りに行こうね!
予想してたより本格的だった
幼稚園の夏祭り当日。
軽く夕飯を食べ、ひらりに浴衣を着せる。
兵児帯をふわっとさせ、耳の上に花の飾りを差してあげる。
ひらりは鏡に映った自分をみて大興奮だった。
初の浴衣に下駄だと危なそうだったので、サンダルを履かせることにした。
浴衣が歩きにくいのか、それとも大和撫子になりきってるのか、ひらりはいつのまにかおすまし顔になっていた。
会場に着くと、園庭の中央には盆踊り用のやぐらができていて、提灯まで下がっていた。
(うわ、本格的!)
PTA役員による出店は、「かき氷」「水風船」「くじ引き」「ジュース」「スーパーボールすくい」「光る腕輪」があった。
ひらりは早くも水風船を欲しがっている。
その後は光る腕輪を買いに行き、次にくじ引きをした。
かき氷を食べた後、スーパーボールもすくった。
私ものどが渇いたのでジュースを買い・・・。
って、結局全部のお店を制覇してしまった ( *´艸`)エヘヘ
「もうすぐ盆踊りをしますので、園児さんはやぐらのまわりに並んでください」というアナウンスが流れた。
やぐらのまわりを囲んでクラスごとに並ぶようだ。
ひらりをクラスの場所に連れて行くと、ばったり増山さんに会った。
増山さんも風華ちゃんを連れてきたようだ。
子ども達を先生に預け、私と増山さんは園庭の端へ下がる。
盆踊りが始まった。
子ども達はこの日のために練習していたようで、楽しそうに踊り始めた。
(ひらりが家で踊ってたのはこれかぁ。)
ここでやっと、ひらりが家で踊っていたのが盆踊りだったと理解した。
増山さんと一緒にカメラを構えながら、やぐらの周りを踊りながらまわる娘たちを追いかける。
「結構、本格的なお祭りなんですね!」
「そうでしょ?気合入ってるよね!」
増山さんも楽しんでるようだった。
盆踊りが終わったら、幼稚園の夏祭りは終了。
そこで園児たちにアイスが配られた。
半分に折ってポキンとする、あの氷アイス。
それの折ってないやつを1人1本もらった。
ひらりと私で半分こ、増山さんと風華ちゃんで半分こ。
4人でアイスを食べながら、人ごみに揉まれつつゆっくりとお祭り会場を後にした。
とってもたのしいお祭りだった。
花火をしよう!
幼稚園の夏休みもそろそろ終わりに差し掛かった頃。
近くのスーパーで買い物をしていたら、花火が目に留まった。
なんとお子様花火セットが30%OFFになっていたのだ。
ひらりと花火。
きっと喜ぶだろうな。
そう思って花火を買い物カゴに入れた。
レジに着くと、そこに増山さんが並んでいた。
「増山さん、こんにちは!偶然ですね。」
「あらこんにちは!毎日あっついね、夏バテしてない?」
「今年は夏バテしないように頑張ってますよ!そういえば、増山さん。風華ちゃん花火好きですか?今30%OFFになってましたよ。」
それを聞いて増山さんは驚いた顔をした。
そしてにっこりとしながら、私に買い物かごの中身を見せてくれた。
なんと、増山さんも花火をカゴに入れていた!
(お互い考えることは同じですね!フフフ・・・)
私と増山さんは目を合わせて「ですよね」顔でにやりとした。
火をつけるのはどこだ
その日の夜、さっそく花火をすることにした。
夫が帰ってきたので食事をして、家族3人で外に出る。
花火の煙や音で苦情が来ないように、家の前で花火はしないことにした。
バケツを持って近くの公園にいく。
ろうそくに火をつけて、花火スタート!
ひらりは人生初めての手持ち花火だ。
どんな反応をするかな?
ひらりと一緒に花火を持つ。
花火に火がついて「シュッ!」となった瞬間、ひらりがびくっとしたけど、光る火花を見たら嬉しそうに声をあげた。
「ひゃぁ~!」
ひらりは花火を気に入ったらしい。
何度か一緒に花火をやっていたら、今度は自分1人で火をつけると言い出した。
・・・え、大丈夫?
仕方がないので、ひらりに任せてみた。
すると。
・・・・ん?
・・・・おい?
なかなか火が付かないなと思ったら、ひらりは花火を逆に持っていた!
おいおい(笑)
その後、何度教えてもひらりは花火を逆に持つ。
もしかしてヒラヒラしてるところは飾りで、火を付けちゃいけないみたいに思ってるの?
思いもよらない3歳児の行動に爆笑した。
星がきれいな夏の夜、私たち家族はあーだこーだ言いながら花火を満喫した。