ママ友いじめから知った人生で大切なこと
私の体験が少しの希望になることを願って
幼稚園

27.運動会のお手伝い。事前準備と予行練習、当日の段取りも

 

夏祭りが終わったのも束の間。

今度は幼稚園の運動会準備が始まった。

私達役員も、その準備と当日までのサポートを担当しなければならない。

 

今日は通常の役員会議とは別日で、運動会で使う小道具作りのお手伝いで集まっていた。

 

色付きポリ袋の底、その真ん中に頭が通るくらいの円形の穴をあける。

ハサミで慎重にゆっくり切っていく。

次に穴を上にして、両脇にも腕が通るように穴をあける。

 

ここまでくれば、何を作っているのかもう分かる。

ポリ袋で子ども用の衣装を作っているんですよね?

 

どうやらダンスの衣装になるようだ。

 

切ったポリ袋の腰の部分をつまんでタックを寄せ、その上に先生が銀色のガムテープを貼り、ウエスト部分をちょっと絞る。

銀のガムテープの上にペンで模様を書き足し、飾っていく。

 

全部を一から準備するわけではなく、幼稚園に保管してあった小道具を出してきて、リメイクしたりもする。

他の学年では「あ、これお兄ちゃんが着てたやつ。なつかしい!」という声があがっていた。

幼稚園も経費削減に努めているようだ。

 

役員はそれぞれわが子の学年を担当していた。

今日は下準備で完成ではないけど、この衣装を着て年中さんが踊ると思うとだんだん楽しくなってきた。

 

この先、また臨時で役員会議が行われる。

次は役割分担と段取り確認で、その次は運動会の予行練習だったかな。

 

役員の仕事って思ってたよりいっぱいあるんだな・・・。

考えてみれば、幼稚園の行事もたくさんあるから当然なのか。

先生方にも、これまで動いてくれていた役員さんにも、感謝の気持ちがブワっと湧いた日でした。

運動会の事前準備

今日は運動会お手伝いの役割分担の日。

基本的にはわが子の学年を担当するんだけど、年中さんが2人になってしまったので、それを考慮しつつ割り振ろうという話になっていた。

私達、年中コンビにしてみたら本当にありがたい。

 

詳しく仕事内容を聞いていくと、2人だけでできるところがなかった。

やっぱり基本4人でやるように設定されているんだと思う。

 

例えば、玉入れ。

赤白のカゴを押さえる人各1名、なので2人。

園児が拾いやすいよう、競技中に玉を集める人各1名、なので2人。

合計4人。

 

ダンスの衣装を着せるのも、各クラス1人じゃ間に合わない。

余裕をみて早く着せてしまうと、子どもが衣装をいじって壊してしまう可能性もある。

なので、できるだけ直前が良い。

そうなってくると、やっぱり各クラス2人ずつ必要なのだ。

 

徒競走は、スタート地点で次の走者を誘導する係1名、ゴール地点で順位をつける係2名、順位に基づいて帽子にシールを貼る係1名、となっていた。

 

結局どうしても足りないので、PTA会長と副会長がメインで手伝いに入ってくれて、どうしても動けない所は年長の役員さんが入ってくれることになった。

 

今回の役員さん達はみんな親切で優しい。

経験豊富な役員さんが、「今年は当たり年だよぉ!今回役員やっておいてよかった。」と言っていた。

 

話によると、集まったメンバーによっては・・・。

殺伐としてしまったり、非協力的だったりもするそうだ。

以前役員をやった時、とっても大変だったとしみじみ言っていた。

 

初顔合わせの時から感じてたけど、今年の役員は雰囲気の良いママさんが多い。

分からない事や疑問点も、嫌な顔せず答えてくれるので聞きやすかった。

 

運動会だって、役員が減って困っている年中コンビをあれこれ相談しながら快く助けてくれる。

メンバーに恵まれたことを改めて感じた。

予行練習で母達も練習

野木桜幼稚園の運動会は、近くの小学校の体育館を借りて行われる。

なので体育館を使えるのは当日のみ。

 

予行練習は幼稚園の大ホールで行われるのが毎年の定番。

競技を行うわけではないが、全体で流れを確認するのだ。

 

私達役員も、ぶっつけ本番でお手伝いに入るわけにはいかないので、予行練習に参加する。

 

まずは入場行進からはじまった。

途中何度かストップがかかり、やり直しもあった。

 

園児が整列すると、園長先生のお話、それからPTA会長の挨拶、という感じで開会式が進む。

普段行われている英語の授業の成果として、年長さんが前にでてきて英語の歌を披露する。

年長さんすごい。

よく覚えたよね、えらい!

 

開会式が終わると学年ごとに待機場所に分かれて競技のリハーサルに移る。

プログラム順に整列や移動をするので、そこをサポートする形で役員も入っていく。

 

徒競走からはじまるけど、今日は実際に走らない。

整列や段取りを確認して次にいく。

 

次は玉入れで、カゴと玉がどの辺に置いてあるのかとか、どのタイミングで運べばいいかを確認する。

 

ダンスも同様で、どの競技がはじまったら着がえさせるかを決めた。

 

全ての確認作業が終わって、明後日はいよいよ運動会だ。

今年は役員のお仕事があるから、ゆっくりひらりを見れないだろう。

でもその分近くで見る事はできるかもしれないね。

乗り切れ運動会

運動会当日、夫にビデオカメラを託して私とひらりは早めに出発した。

役員なので、やっぱり運動会も早めに集合して準備をしなければならない。

 

体育館に到着すると、入り口前に荷物が置かれていた。

これは先生が幼稚園から運んでくれた道具類なので、協力して体育館へ運び込む。

 

荷ほどきをしてすぐ使えるようにしたら、今度は観客席を示すためのコーンを置いていく。

 

みんなで手分けして細々とした会場の準備をしていく。

そうこうするうち、あっという間に運動会の開始時刻になっていた。

お手伝いスタート

予定通りに運動会が始まり、開会式も終わった。

いよいよお手伝い本番スタートだ。

 

私は年中さんの徒競走ゴール地点で待ち構える。

ゴールした子のなかで、3位と4位を連れていく係だった。

 

次々に子ども達が走ってくる。

ここは観客席じゃないので、なかなか迫力があった。

 

去年のひらりの徒競走は、最下位。

今年は少し成長してるといいんだけど。

私が3位と4位を担当してるから、せめてそれくらいで走ってきてくれると嬉しいなぁ。

 

ひらりの番がやってきた。

3位と4位を捕まえなきゃいけないから、ひらりばっかり見てられない。

 

ゴール地点からみてるから分かりにくかったけど・・・。

ひらりさん、どうやら今年も最下位っぽい。

おっかしいなぁ。

昔はカモシカのような走りをしてたハズなのに。

 

いかんいかん、3位4位がきたぞー!

 

で、誘導が終わって確認してみたら、ひらりはやっぱり最下位だった。

でもシールを貼ってもらって嬉しそうにしてるので、やりきった感があるのかな。

それなら、まぁいいか。

近くでみる面白さ

次は玉入れ。

私は白組のカゴを押さえる係になっていた。

 

玉入れが始まると、本当にすごかった。

まずジャンプしてくる園児にぶつかられる。

玉がバシバシあたる。

前からも上からも後ろからも。

 

きみたち!

玉はカゴに向かって投げてぇ~(笑)

 

笛の合図で園児は玉入れの手を止める。

 

先生の声に合わせて、カゴから玉を出して数えていく。

おかしいな。

あんなに激しく玉を投げているのに、ほとんど入っていない(笑)

 

でもみんな一生懸命に投げているのが伝わってきて、とっても可愛らしかった。

勝敗が決まって「やったー!」と「しょぼーん」をはっきり表現してくれるのも園児さんらしい。

 

お次はダンス。

ダンスの衣装は、年少さんがダンスのために移動するタイミングで着替えさせた。

衣装の感じからするとカッコイイ風だけど、今年はどんな踊りかな?

 

年中さんのダンスが始まると、今年もひらりはノリノリだった。

予定通り!

 

今はやっている、とある教育番組の曲で踊ってくれた。

ポリ袋の色が数色あって、尚且つ腰のあたりを飾ってアクセントをつけたのはこのためか、と思った。

 

年中さんは、所々「イス」になってポーズしている。

 

人間パートと、イスパートがあって、入れ替わったりペアになったりして、非常に工夫されたダンスだった。

陣形移動も去年よりいっぱいあったので、みんな頑張って覚えたんじゃないかな。

この様子を、観客席よりも近い入場門からみられてよかった。

 

さすがに役員でお手伝いでもなければ、こんな近くからみられない。

確かに今日は忙しくてゆっくりは見られなかったけど、こんなに迫力満点で楽しめるのなら、役員やって良かったかも、そんな風に思った。

いじめにあった私が円満な関係を築ける

運動会が終わった後、役員は残って後片付けをする。

ひらりはパパにお願いして先に帰ってもらった。

時間はお昼になってるし、きっとお腹を空かせてると思うんだ。

 

道具をまとめて、運びやすいようにする。

玉入れのカゴなど、大きいものは先に移動させる。

後は壁に貼った案内表示をはがしたり、目印に貼った床のガムテープをはがしていく。

 

最後にモップ掛けをして、体育館の床を掃除したら、私達役員は解散してOKになった。

全員で協力してやったので、思っていたより時間もかからず済んだ。

 

無事に終わって良かったね、ちょっと疲れたよね、と声を掛け合いつつ、お腹すいたから早く帰ろう!と解散した。

私はこういうところが好きだなって思った。

 

変にベタベタしないし、サクッと言いたいことを言ってくれるし。

すごくさっぱりとした関係性だった。

ご近所ママ友がドロドロだったぶん、このさっぱり感が本当に心地よく思えた。

どちらも同じ私

三津屋さんと付き合っていた私も、役員として付き合っている私も、どちらも同じ私。

でも相手が違うとこんなに違うものなんだ。

 

やっぱりどうしても。

あのご近所いじめの原因は私にあったのではないか、と考えてしまう事がある。

そんな訳ないって思うけど、それが自分の独りよがりだったりしないか、偏った考えではないか、そう思うのだ。

 

気が付かないところで、三津屋さんと堀内さんを傷つけてしまったのだろうか。

 

三津屋さんの立場になったら。

堀内さんの立場になったら。

私の行いや考えが間違っていたのかな?

 

無視・悪口・仲間外れ。

そうされてしまうほど酷い行いをしてしまったの??

 

それで思うのだ。

もし私が人間として間違っていて、人から嫌われる人間なら、今のような役員さんとの関係を築けているかな?って。

 

もし私が気が付かないところで人を傷つけている、そういう理屈なら、役員さんも傷つけているはず。

役員さん達からも嫌われるだろう。

 

でもそんな素振りは一切ない。

極めて円満。

 

ならば。

 

私は気が付かない所で人を傷つけているわけでもないし、どこへ行っても嫌われ、人間関係がうまくいかない人柄、というわけではない。

 

やっぱりあれは。

三津屋さん主催のご近所いじめなのだ。

 

私のほうに問題がある、私のほうが悪い、だから嫌われてる。

あなたという人が嫌だから無視するし、悪口も言われるの。

仲間にも入れない。

 

「悪いのは全部あなたなんだから、当然でしょ。」

三津屋さんは態度でそういうメッセージを伝えてくる。

 

でもさ、それって三津屋さんがいじめを正当化するための言い訳じゃない??

だって私、あなた以外の人とはちゃんとお付き合いできてるよ。