ママ友いじめから知った人生で大切なこと
私の体験が少しの希望になることを願って
3歳まで

5.我が家の事情。夫は我関せずのワンオペ育児に不満があった

 

ご近所ママさんの話はしましたが、我が家については触れてませんでした。
それではそろそろ、我が家の話もしてみましょう。

ここまでお読み頂いてお気づきかもしれませんが、出産時に夫が感動して涙どばーというエピソードから・・・。

夫、全然でてこないでしょ。

そう、全然出てこないんです。
ほぼ関わってませんから。

 

あれは出産して、病院から家に戻ったくらいかな。

俺は仕事してるから。それ以外は全部お前な。って夫は勝手に決めていて。

自分はパソコンの前に座り背中を向け、ゲーム三昧の毎日。

 

仕事は早く帰ってくる。
18時くらいには家にいる。
朝も早い仕事ではない、ごく標準。

んで、わが子が泣いても、私が困ってても、知らんふり。

「だってお前の仕事だろ、俺が手伝ったらお前何する人になるわけ?ただの役立たずじゃん。」

だ、そうな。

あなた誰?

出産前まではこんな人ではなかった。

そもそも、こんなだと人だと知っていたら結婚していない。

入院先の病院から帰ってきて、さあ家族3人で生活、と思ったていたら「俺は仕事、お前は他全部」宣言が飛び出して。

 

(あなた誰??こんな人知らない・・・)

 

産後で疲労MAXの私は、赤ちゃんのお世話と日常生活で限界。
こんな夫の態度も処理しきれず、理解もできず、あなた誰・・・が胸のなかに渦巻いていた。

深い悲しみと怒りが降り積もる。

 

仕事を終わって帰宅しても(もちろん18時)、娘の様子をチラっとみたら速攻パソコンへ。

19時に夕食を食べたらまたパソコンへ。

風呂に入ってまたパソコン。

寝る前までパソコン。
朝起きれるの?って時間までパソコン。

私たち母子に背を向け、ほぼ眼中にいれず、ゲームに没頭する夫。
ええもちろん、ろくな会話もございません。

子どもを産んだら別人

出産前と後で、夫は別人になった。

確かに家事などを積極的に手伝うタイプでもなかったし、もともとゲームも好きだった。
それは知ってる。

 

でもさ、いたわりはあったよね。
会話もあった。

私たち、家族が増えることを楽しみにしてたよね?

 

産まれてくる赤ちゃんにワクワクして、夫は一緒に買い物にも行ったし、職場の先輩から情報を仕入れてきて、あれがいいらしいこれがいいらしいって、やってた。

お腹が大きいときは心配して手もつないでくれたし、子どもが産まれるからと部屋の模様替えもしてくれた。

なのに・・・。

 

産んだら放置。

子どもは二人のものでしょう?あなたの娘だよ?
一緒に育てるんじゃなかったの??

心当たりはお義母さん

なんでこんな事になったのか、色々思い返してみた。

唯一心当たりがあるのは「お義母」さんだ。

夫の実家は近くない。
車で2時間くらいかかるので、すぐ行ける距離ではない。

「産気づいたら教えて。そしたらすぐ行くから。」

お義母さんは孫を心待ちにしていた。
予定日が近づくと、電話で近況報告もしていた。

なので産気づいた時、その日のうちにすぐ駆けつけてくれた。

 

私の入院中、我が家に泊って夫の身の回りのことをしてくれ、赤ちゃんをみに毎日病院にも来てくれていた。

出産から10日間ほど、お義母さんは滞在していた。

退院後、私・夫・娘・お義母さん、4人一緒にいたのは3日間くらい。

お義母さんが帰ってからだったな・・・。
夫が明らかに変わったのは。

 

そういえば、夫とお義母さんがチラチラとアイコンタクトしてたっけ。
なんか変な感じと思ってた。

もしかして・・・私が入院してる間に何かあったの??

産後の妻に冷たくする意味

どこかで聞いた話。
産後の妻に冷たくすると、ずーっと恨まれるんだって。

今、まさにそれだ。

 

医療の進んでる現代においてでも、出産は命がけ。

命がけで10カ月子ども守り、命がけであなたの子どもを出産した。
ぶっちゃけ私、出血多くてちょっと危なかったらしいし。

 

にもかかわらず家に戻ったら、俺は仕事以外の事はしないから、って背をむけてゲーム・・・。

この妻の心境、わかるかな。

文句をつけるのが夫のブーム

そうそう、こんな事もあった。

体力は限界でも、なんとか体調を整えて朝食の準備をする。
夜の授乳が数時間おきになるので、まとまった睡眠時間がとれることはない。
ヨレヨレしながら台所へむかう。

夫は朝食はそれほど食べない。
食べるけど量は少量なのだ。

買い置きのものや夕食の残りを食べてもらってもいいよな、って思う。
だってちょびっとしか食べないからね。

 

でも、そこはちゃんとやろうと思ってしまう。
たとえ夫の態度に失望してても。

ご飯・味噌汁・おかず2品。
そんなこんなで、必死に用意した朝食に夫は言う。

「こんな粗末な朝ごはん、食う気がおきねぇよ。」
箸を手のひらから転がしてテーブルに落とす。

 

・・・・・・。

 

「あんまり量が必要なさそうだからシンプルにしたんだけど。」

「お前、ちょっとなまけすぎじゃねぇの?」

「!!!!! は??」

満足などしない夫

翌日、そうまでおっしゃるならと、きっちり用意する。
量を食べないのは分かっているから、全部一口ずつ程度。

最近お腹が不調らしいのでヨーグルトと思ったが、朝から冷たいものはイヤと言っていたのを思い出す。

そこでデザートはフルーツ入り寒天ゼリーにした。
水で冷やすくらいにして、常温に調節する。
寒天なら食物繊維が豊富でお腹の調子を整えてくれそうでしょ。

 

ご飯、豆腐とわかめの味噌汁、青菜のおひたし、魚の切り身(一口サイズ)、筑前煮、ポテトサラダ、寒天ゼリーの、全7品。

小さな器にそれぞれ盛って並べる。

するとそれをみた夫はこう言った。

 

「こんなに食えるか!嫌がらせすんじゃねぇよ!」

 

喜ぶでもない、ねぎらうでもない、ほほえみかけてくれるでもない。

夫からでたのは罵倒。

 

何度も書くけど、全部一口ずつにしたよ。
量はないよ。

 

それに、粗末な朝ご飯はいや、なまけてるって、あなた昨日言ったよね?
だから、だからこれだけ手をかけたのに。

そこまで言うなら自分で作れば?

 

・・・そう、もういいです。よぉーくわかりましたよ。

 

「あなたは・・・。あなたは何をしても気に入らないのね?」

翌日から、夫の朝食は「粗末な」ご飯に逆戻り。
私が面倒でない範囲のもので、思いっきり手抜きをすることにした。
だから前より「粗末」かもね。

 

もう文句は言わせない。言ったところで黙殺する。
これ以上文句があるなら、自分でやってくださいと伝えた。

この時の夫は、仕事に行く以外のことは一切しない。
でも家事・育児には逐一口をだし、批判的。

ああしてもダメこうしてもダメ。

 

次第に心は決まってくる。

(子どもがもう少し大きくなったら、離婚だな。)

ゲームを注意したら暴力

ゲームに夢中で、私たち母子に背を向け続ける夫。
仕事に行けばそれだけで「自分はこの家庭で、やるべきことをすべて全うしている」と思っているようだ。

だから仕事に行く以外のことはやらない。
そう夫が「勝手に」決めた。

私は了承した覚えはない。

 

家事はともかく、子どもにはもう少し関わるべきでは?
だってあなた父親でしょう?

そう思ってゲーム中の背中に声をかける。

「今ひらりご機嫌だし、たまには一緒にあそんだら?」

「・・・今いそがしい。」

 

食事の時にそれとなく言ってみる。

「今度ね。」

 

あれは休日だった。
一日中パソコンの前なので、そろそろ離れたら?と言った時。

 

振り向き立ち上がった夫に頭を鷲掴みにされた。

 

私は腕にひらりを抱いていた。
それなのに、その私の頭を壁に押し付け、そのまま私の足を払った。

ひらりを抱いたまま壁伝いに「ドスン」と滑るように倒れる。

 

倒れた私に夫は蹴りを入れた。
頭、背中、腰、足。何か所も・・・。

 

体をまるめて必死でひらりを守った。

今すぐ出ていこう、そう思った矢先に電話がなった。

 

夫が気を取られた隙に離れ、電話をとる。
誰でもいい、助けを請わなければ!

「もしもし~?元気~?」

それはお義母さんだった。

やっぱりお前か!

お義母さん、大変です!
息子さんが暴力をふるっています、ひらりもいるのに!

「・・・ちょっと電話を代わってくれる?」

お義母さんは夫と電話で話しはじめた。

「ああ、うん。まぁ・・・。うん。」

 

ひらりも泣いているので、2人の会話の中身は全然わからない。

「母さんが、お前と話したいって。」

 

私に電話がまわってきた。
なんて言われるんだろう。
息子が暴力をふるってごめんなさいとか??
ひらり大丈夫とか?

するとこんなお言葉が。

 

「はっきり言うわね。暴力をふるわれるような事を言ったあなたが悪い。」

 

・・・は?????

・・・はぁぁぁぁぁぁ?????

なんだこの親子。

 

ゲームに夢中すぎて、妻と娘を放置している息子には何も思わないの?
挙句の果てに暴力ふるいましたけど?

「ただ、ひらりもいるし、あなたたちはまだまだこれからの夫婦なんだから。息子にはちゃんと謝るように言ったわ。あなたも家庭を守るって意識をしっかりもちなさいな。」

は?う~ん?
理解しきれない。

暴力は私のせい?
謝ればよし?
家庭をまもる?

 

ただひとつ分かったことがあった。

ピンときてしまった。

やっぱりこのお義母さんだな、夫をおかしくしたのは。

父親としてだけ、他はあきらめた日

電話を切ったあと、夫はすぐに謝ってきた。
なかなかの平謝りだった。

お義母さんに言われたら、そんなに態度がかわるんだね。

私が入院している間、お義母さんに何を言われたのかを聞く。

でもはっきり言わない。

 

ただ何となくみえたのは「夫としての威厳」とか、「妻を管理する」とか、そんな意図。

それが子育て夫婦がうまくやっていくために必要だとでも?
そんなことが私たちの幸せに必要だとでも?

少しは自分の脳で考えたのか?
私の意見はなぜ聞かない?

 

夫の身勝手さと単細胞ぶりにあきれてしまう。

こんなことをやってきた覚悟はできているんだろうな。

お義母さんにそそのかされていた、と思えば今すぐに離婚というよりは要観察なのだろう。

だけど、許す気にはなれない。

これからは態度を改めますとも言ってくる。
これまでしてこなかったのに、どれだけできるのか。

 

私たちは離婚するだろうと思った。
遅いか早いかだけの違いでだけで、それは確実に。

ただそれまでは、ひらりの父親として多少は関わってほしい。

もう、良い夫でなくてもいい。
夫を異性としてもみられない。

まるで大きな子どもだから。

ただ「良き父親として」そこだけ改善してくれるなら、なんとか今しばらくは状態を維持しようと思った。

夫のためではなく、ひらりのために。