隣に住んでいる三津屋さんが。
私に対して感じていたもの。
私に悪意を向けていた理由。
それを平たく言えば。
三津屋さんの心にあったものは嫉妬だったのかなと思う。
人の心はいろいろなことを感じるから。
そりゃ生きてれば「嫉妬」することくらいある。
「人生は思い通り」を知った今。
じゃあ、嫉妬したらどうなっちゃうの?
嫉妬を感じたら良くない現実がきちゃうの?
などなど、疑問もでてくると思う。
そこで今回は、三津屋さんを例にしながら。
「人生は思い通り」と「嫉妬」の関係について考えてみたい。
「人生は思い通り」と嫉妬について
嫉妬をすることって、やっぱりどうしてもあると思う。
嫉妬の感情は瞬間的にやってきたり、反射的に出てきたりする。
肝心なのは、そこで。
あ、これって「嫉妬」かも。って認識できるかどうかだと思う。
三津屋さんの場合は。
私に対して感じていたものを嫉妬とは受け止めていなかった。
むしろ、嫉妬だと受け止めたら悔しいから。
嫉妬だと受け止められなかったのかもしれない。
とにかく、その感情が湧いた時点で。
三津屋さんの心の中で嫉妬心は。
「嫌な思いをさせられた」に変換された。
嫌な思いをした→人の気持ちがわからないひどい人だ→仕返ししてやる
三津屋さんの理屈をざっくり書くとこうだとおもうけど。
「人生は思い通り」なので。
嫉妬の感情に振り回されて。
相手が悪くて、自分は被害者だと。
そう考えて行動し続けたら。
人を呪ったら呪われるのは自分だし。
人の足を引っ張ったら上手くいかなくなるのは自分だし。
人をいじめたら同じくらい辛い状況になるのは自分。
幼稚園のボスママだった山辺さんのように、短期間でそれが現実になる場合もあるし。
三津屋さんのように8年かかる場合もある。
だけど思うのは。
山辺さんも三津屋さんも。
心の様子が現実に現れるようになるまで、何度か気がつくチャンスがあったんじゃないかなってこと。
嫉妬心は自分を伸ばすためのもの
さてそこで。
嫉妬心を感じたり、コンプレックスを感じた時はどうしたらいいか。
自分は足りていない、自分はできていない。
そう感じるけど。
それは誰しもが同じだ。
だれも完璧ではない。
足りないもできないも、みんなそれぞれ全部持っている。
そう考えれば。
嫉妬心はただの気付きだ。
欠けてる・足りないではなく、自分本来の真の望みに気がつくためにあるんだと思おう。
嫉妬を感じたものを、自分は望んでいるんだ。
嫉妬を感じたものを、自分は欲しいんだ。
だから、その嫉妬は人に向けずに。
自分にむけよう。
自分自身にむけよう。
人に向けて人の足を引っ張るんじゃなくて。
自分に向けて自分を伸ばそう。
自分が欲したものに、どう向かっていくか。
自分が欲したものって、本当に自分に必要かどうか。
自分が欲したものを手に入れる意味ってなにか。
自分が欲したものを更に突き詰めて、真に求めるものは何なのか。
そうやって自分自身に問いかけて。
そうしてよく考えて。
それでも必要なら。
「人生は思い通り」なのだから。
自分の心の赴くままに。
自分の心が心地よい方へ。
そこを目的地にして進んでみれば良いと思う。
嫉妬心は悪いものではない。
真の自分に気づかせてくれる、きっかけなのだ。
真の自分に向かって歩かせてくれる、気付きなのだ。
そのままの自分を愛そう
自分が「嫉妬」したと認識できれば、何を欲したのかに焦点を当て対応できるけど。
なかなか嫉妬を受け入れられない場合もあると思う。
誰かが悪い。
あの人はずるい。
なんか気に入らない。
そうなっちゃう原因って。
私達は自分を否定することに慣れ過ぎているからかなって思う。
否定されることや、ダメだと切り捨てられること。
自分の行いや人となりを批判され続けてきて。
それで。
足りなくて、欠けてて、できてなくて。
それが自分だと思ってしまう。
足りない・欠けてる・自分にはない、って思ってるから。
自分自身にもあるのに。
自分自身がすでに持っているものに。
目が曇ってしまっていて気がつかない。
あなたは素晴らしくて。
あなたは輝いていて。
あなたは実力がある。
だから。
人が持っているものを奪う必要もないし。
人が持っていてずるいでもない。
少し立ち止まって。
人に向けている目線を、自分自身に向けてみよう。
人にばかり目が向いているから、苦しくなってしまう。
人にばかり目が向いているから、比べてしまう。
本当はそんなことする必要はないのに。
どんな自分も受け入れる
本当は気がついているんだと思う。
嫉妬やコンプレックスの発生源は他人ではなくて、自分の心の中だということに。
だけどきっと。
嫉妬していると意識することすら怖いんだろう。
誰だって汚い自分をみるのは辛い。
誰だって素敵な自分をみていたい。
相手に問題があるのではなく、自分の心のなかに原因があるのだと気がついたら。
人のせいにできなくなってしまう。
自分はかわいそうなんだと、自分は被害者なんだと言えなくなる。
だけどいつでも。
人生の主人公は自分。
人に責任を取ってもらうことはできない。
芽生えた感情から目を逸らさずに。
そのまま受け入れよう。
まずはそのままの自分を許そう。
そこで改めて自分に向き合える。
嫉妬している自分に気がついて向き合えれば。
自分をよりよく変えてゆくことだってできる。
やっぱりここでも。
自分の心の声に正直になることが大事だ。
自分が何を求めているのかを改めて知り。
自分の気持ちとの向き合い方を学べる。
上手くいってないと感じているから、自分自身が信じられずイライラしてしまう。
そんな暴れ馬のような自分に向き合うのは大変なことだけど。
向き合えた先には新しい、より素敵になった自分がいる。
何故、嫉妬の感情が沸き起こるのか。
何故、そんな苦しい気持ちを味わうのか。
何故、そこまでして自分の感情に向き合う必要があるのか。
それはきっと。
嫉妬を学びにして、自分をより良くするため。
もっと言えば。
人としてより幸せに生きるため。
嫉妬もコンプレックスも。
人としてより幸せに生きられるように。
その気付きのために湧いてきたんだと思う。
自分の人生を創造しよう
人生は思い通りを知ったら。
今この瞬間にも生まれ変わることができる。
誰かに向けている感情や意識を自分に向けて。
真の自分を知り、受け入れてみよう。
不安や恐怖がやってきて、心を揺さぶられることがあっても。
自分に自信が持てなくて全てが信じられなくなっても。
嫉妬心に苛まれ苦しい時があっても。
それでも。
それでも変わりたいと思ったあなたは上手くいっている。
それでも夢や目標に向かっていこうと思ったあなたは成功している。
人生は思い通り。
色々な日がある。
だけど、あなたが自分の人生を歩くと決めたのなら。
必ずそこへたどり着けるはずだ。
なぜなら、人生は思い通りだから。
あなたも夢を叶えながら生きていける
嫉妬の感情も、よく考えてみれば。
人にとって必要なものだ。
大切なのは、誰かにむけず自分自身にその気持ちを向けること。
怖がらずに自分と向き合うこと。
それができれば。
より自分を理解でき、自分の本当の望みに気がつくことができる。
そうやって嫉妬を乗り越えた自分を誇りに思えるし、より愛すことができる。
そして。
嫉妬やコンプレックスを実際に乗り越えることができたのなら。
その経験や考え方が、人生の宝になる。
そうして、自分を高めることができると知ったら。
変化した新しい自分に出会えるだろう。
心の中にあるものが人生にやってくる。
脳はあなたの望みを知っているし、それを叶えようとしている。
それなら。
心を満たし夢を叶えて生きる自分を想像してみて。
それなら。
嫉妬に向き合って成長した自分を想像してみて。
誰もが思い通りの人生を歩める。
だから本当は。
自分のなかに全部あるんだと思う。
人生は思い通りで。
自分の人生は。
自分の心で、自分の脳で、創造できるんだと知ることが。
幸せに生きるための第一歩なのかもしれない。